南大東島は無人島でした。
明治33年に八丈島の人たちが
開拓に入ってサトウキビの島を作って125年
ビロウの森を切り開いて
カルストの土地を均して作り上げました。
しかし台風や干ばつの自然の脅威から
人の生活を守ってくれるのも
ビロウの森です。
ダイトウオオコウモリの森は
かつて空港の滑走路だった土地を
アスファルトをはがして
植栽をして森の再生を試みました。
たくさんの種類の木々を密植して
それぞれの木の競争を見守り
短い期間で原生林のような森が育っています。
すると、やっぱりビロウが驚異的な成長を見せています。
やはり南大東島はビロウの島だったと実感させられます。
今また雑木林の中で
ビロウの植栽実験を始めました。
手に負えない雑草の森の中で
ビロウがいかに勝ち抜いてゆくのか?
検証しています。